江戸時代のスパイたち
泰平の世に暗躍した才人の裏の顔
大橋 義輝
定価:1,870円(税込)
ISBN978-4-7634-1118-1
C0036
発行:2024年7月10日
四六判並製 192頁
●内容紹介●
東洲斎写楽、安藤広重、伊能忠敬、松尾芭蕉……
江戸時代の天才たちは、実は情報屋(スパイ)だった!?
絵師、測量士、棋士、医者、俳諧師……旅から旅に暮らし、権力者と強いつながりをもった彼らは、後世に残る傑作をものした裏で、情報収集に勤しんでいた……?
人伝で情報が飛び交った時代、謎多き写楽の生涯を皮切りに、傑物たちの「もうひとつの顔」に迫る!
●目次●
序 章 それは写楽の謎から始まった
第一章 東洲斎写楽スパイ伝説
第二章 旅に生きた絵師、安藤広重
第三章 伊能忠敬の調査力
第四章 天才絵師・谷文晁のネットワーク
第五章 異能の絵師、葛飾北斎の時代を見る眼
第六章 徳川幕府と将棋指し
第七章 シーボルトの光と影
第八章 俳諧師・芭蕉とその弟子の陽と陰
●著者紹介●
大橋義輝(おおはし・よしてる)
ルポルタージュ作家。東京・小岩で生まれ育つ。明治大学(文芸学科)、米国サンノゼ州立大学(ジャーナリズム学科)、中国アモイ大学(中国語)、二松学舎大学(国文学科)等で学ぶ。元フジテレビ記者・プロデューサー。元週刊サンケイ記者。黒澤映画のエッセイ「私の黒澤明」で最優秀賞(夕刊フジ)。
著書に『おれの三島由紀夫』(不死鳥社)、『韓国天才少年の数奇な半生』『毒婦伝説』『消えた神父を追え!』『拳銃伝説──昭和史を撃ち抜いた一丁のモーゼルを追って』『紫式部“裏”伝説──女流作家の隠された秘密』『アメリカと銃──銃と生きた4人のアメリカ人』『赤口の刃──原敬暗殺事件と中岡艮一』『消えた神父、その後――再び、BOACスチュワーデス殺人事件の謎を解く』(以上、共栄書房)、『「サザエさん」のないしょ話』(データハウス)。
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