新版「浪士」石油を掘る

石坂周造をめぐる異色の維新史

真島節朗

定価:1,870円(税込)
ISBN978-4-7634-1086-3
C0023
発行:2018年10月20日
四六判並製  248頁

 

●内容紹介●
日本の石油産業の祖
おおほら吹きか、一代の怪傑か。

ベンチャービジネス第一号ともいえる「石油会社」を創立した人物として歴史の片隅に名を残す「石坂周造」。清河八郎の下で攘夷を志し、山岡鉄舟の義弟として旧幕臣相手に“白紙”の説論書を以て天下の大演説。三度の入牢の後、勝海舟による新政府役人へのスカウトを断った「浪士」は、新しい時代に石油を掘ることを決意する。明治維新後の動乱期、日本の産業化の原点を担ったある男の物語。


●目次●
1章 明け烏
2章 浪士組
3章 輪廻
4章 恩讎
5章 出師の表
6章 暁鳥一声
7章 開花の天
8章 くそうず
9章 先駆者
10章  金看板
11章  有司専制
12章  風雲観望
13章  残照

あとがき
新装版発行にあたって
主な参考図書

 

●著者紹介●
真島節朗(ましま・せつお)
1932年山口県下松町生まれ、明治大学商学部卒、日本石油株式会社(現・JXTGエネルギー)入社、『日本石油百年史』編纂に従事、以後金融機関・社団法人・民間企業などの年史執筆協力、『海と周辺国に向き合う日本人の歴史』で2000年第1回古代ロマン文学大賞受賞、2005年4月ブログ「反戦塾」を開設現在に至る。

 

 

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