拳銃伝説

昭和史を撃ち抜いた一丁のモーゼルを追って

大橋義輝

定価:1,650円(税込)
ISBN978-4-7634-1068-9
C0036
発行:2016年1月
四六判並製  184頁

 

●内容紹介●
ある拳銃が狂言回しとなって語り始めた、驚愕の昭和史

首相・濱口雄幸を狙撃したモーゼルは、「男装の麗人」川島芳子の所有物だった。一丁の拳銃がたぐりよせる歴史の糸。731部隊と奇行の天才学者、暗躍する大陸浪人たち、文豪の理想郷と狙撃犯の縁、そして昭和史最大の謎・帝銀事件の真犯人──

一丁の拳銃のもたらす波紋の先にはさまざまなドキュメントが見え隠れし、私はどんどんとのめり込んでいった。とくに帝銀事件の真の犯人ではないかという人物が浮上してきた瞬間──それは折り畳まれた歴史の襞をのぞいた瞬間であった。(本文より)


●目次●
プロローグ
第1章 総理狙撃
第2章 遺体鑑定人、表と裏の顔
第3章 昭和史最大の謎に迫る
第4章 「男装の麗人」川島芳子
第5章 流浪する拳銃
第6章 武者小路実篤と狙撃犯
最終章 拳銃の終焉
エピローグ

 

●著者紹介●
大橋義輝(おおはし・よしてる)
ルポルタージュ作家。
元フジテレビ記者・プロデューサー。元週刊サンケイ記者。著書に『おれの三島由紀夫』(不死鳥社)、『韓国天才少年の数奇な半生』(共栄書房)、『毒婦伝説』(共栄書房)、『「サザエさん」のないしょ話』(データハウス)。

 

 

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